お部屋の模様替えや引っ越し、さらに転勤や結婚といったライフスタイルの変化などで、家具や家電を手放すことがあります。
これまで不要な家具家電は「リサイクル業者に買い取ってもらう」「粗大ごみとして引き取ってもらう」といった方法で処分するのが一般的でしたが、
フリマアプリの広がりや、環境意識の高まりから、処分ではなく「譲渡する」「売る」という動きが広がっています。
引取手がいれば、まだ使えるものも捨てずに済みますし、相手に喜んでもらえるので一石二鳥ですよね!
ここで問題になってくるのが「荷物をどうやって送るか」です。
大きなサイズの荷物は、宅急便では対応出来ないことが多いです。
だからといって引っ越し業者に依頼すると、人件費などでコストが高くついてしまう恐れも。
家具家電ひとつであれば、業者に依頼するよりも自分で運んだ方が経済的かもしれません。
しかし慣れない荷物の運搬は、故障や破損など事故のリスクがつきまといます。
荷物を守り、事故を防ぐためにも、しっかりと梱包作業を行う必要があります。
そこで、自分で家具家電を梱包する場合のコツをご紹介させていただきます。
今回は「洗濯機」編です!
水抜きをしてから梱包作業をする

洗濯機は送る前に、「水抜き」の作業が必要になります。 水抜きとは、洗濯機についている「給水ホース」と「排水ホース」の、中に残っている水を抜く作業のことです。 水抜きをせず運んでしまうと、中の水がこぼれて周りを濡らしてしまう恐れがあります。 作業自体は、機種などにもよりますが大体30分〜1時間ほどで完了します。忘れずに行いましょう!
用意するもの
<水抜き用>
ビニール袋
養生テープ
雑巾やタオル
洗面器
(ホースがネジなどで固定されている場合)ドライバー
<梱包用>
エアキャップ(プチプチ)
ビニール製の緩衝材のことです。面積があるロール状のものがお勧めです。通販サイトやホームセンターなどで購入できます。
巻きダンボール
段ボールをロール状に巻いた梱包材のことです。通販サイトやホームセンターなどで購入できます。
ガムテープ
はさみ
梱包用の箱は、購入時のものが残っていれば、そちらを利用して梱包するのがベストです。 すでに処分してしまっている場合は、巻きダンボールとエアキャップを使って梱包します。 巻き段ボールが用意できない場合は、複数のダンボールを繋ぎ合わせても大丈夫です。
水抜き方法
水抜きは、主に「給水ホース」と「排水ホース」を取り外す作業になります。 手順がメーカーや機種によって異なる場合があるので、事前に取扱説明書で確認しておきましょう。 こちらでは基本的な水抜きの流れをご紹介します。
①先に給水ホースの取り外し作業から進めていきます。 まずは洗濯機の中身が空であることを確認します。
②洗濯機の蛇口を閉めます。
③フタを閉めて電源を入れ、スタートボタンを押し、給水ホース内の水を放出します。
④10秒前後で洗濯機を止め、電源を切ってから、給水ホースを外します。 外したときに水がこぼれる恐れがあるので、洗面器や雑巾を用意しておきましょう。
⑤つづいて排水ホースの取り外し作業に入ります。再び洗濯機の電源を入れ、脱水モードで回して内部の水分を飛ばします。脱水は一番短い時間に設定してください。
⑥脱水が終わったら、内部の水気をよく拭き取ります。
⑦排水ホースを取り外します。このときも水が溢れる可能性があるので、洗面器や雑巾を用意しておきましょう。
⑧コンセントやホースを、ビニール袋にまとめておきます。 紛失防止のため、袋は洗濯機に養生テープで張り付けて一緒にしておきましょう。洗濯機の中に入れてもOKです。 ではいよいよ、洗濯機の梱包に入ります!
洗濯機の梱包方法
①巻きダンボールを敷き、中央に洗濯機を乗せます。
②洗濯機にエアキャップを巻いて保護します。
③①の巻きダンボールを折り曲げ、ガムテープで止めて箱状にし、下の部分を保護します。
④上の部分も③と同様にダンボールを使って保護します。
④その上から更に側面をダンボールで巻き、全体を梱包していきます。
洗濯機の梱包は事前準備が必要になります。余裕をもって進めていきましょう!
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